🦴 はじめに
こんにちは!理学療法士国家試験対策ブログへようこそ。
今回は解剖学の中でも頻出テーマ「骨」について、国家試験で問われやすいポイントを押さえて解説します。
骨は単なる体のフレームではなく、運動や代謝にも深く関わっています。この記事で基本をしっかりマスターして、国家試験に備えましょう!
🦴 骨の分類と特徴
まずは骨の種類を分類しましょう。国家試験では、分類と例をセットで問われることが多いです。
骨の分類 | 特徴 | 代表例 |
長骨 | 骨幹と骨端を持ち、主に四肢に分布。骨髄腔あり。 | 大腿骨、上腕骨 |
短骨 | 小さく、形が不規則。多くは手根骨・足根骨に分布。 | 舟状骨、月状骨 |
扁平骨 | 薄く平たい。内臓の保護や筋付着に重要。 | 頭蓋骨、肩甲骨、胸骨 |
不規則骨 | 特徴が複雑で、いずれにも分類しにくい。 | 椎骨、顔面骨 |
種子骨 | 腱の中にある骨で、摩擦を軽減。 | 膝蓋骨(最大の種子骨) |
🦴 骨の構造
国家試験では骨の構造についてもよく問われます。特に覚えておきたい用語はこちら。
- 骨膜(periosteum):骨の表面を覆い、血管・神経が豊富。骨の成長や修復に関与。
- 緻密骨(compact bone):骨の外層。硬くて密度が高い。
- 海綿骨(spongy bone):骨の内層にあり、骨梁構造。赤色骨髄を含む。
- 骨端軟骨(成長板):成長期に骨が伸びる場所。閉鎖すると骨の成長は止まる。
🦴 骨の機能
覚えておきたい骨の5大機能:
- 支持:体を支えるフレームの役割。
- 運動:筋の付着部として関節運動を助ける。
- 保護:脳や心臓など重要な臓器を守る。
- 造血:赤色骨髄で血液をつくる。
- 貯蔵:カルシウムやリンの貯蔵庫。
🦴 国家試験によく出るポイント
- 長骨の例として誤っているものはどれか?
- 骨の中で造血機能をもつ部位はどこか?
- 骨の中で成長板が存在するのはどこか?
このような「骨の分類」「構造」「機能」に関する出題が多いので、しっかり整理しておきましょう。
🦴 まとめ
骨は体の土台でありながら、非常に多機能な器官です。
分類・構造・機能を理解することで、国家試験の選択肢にも自信を持って対応できます。
次回は「関節」について詳しく解説していきますので、お楽しみに!
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